ぐるぐる歩き続けた初日
ミニチュア・ピンシャーのココさん、17歳。初めてのお預かりです。
最近、認知症と思われる症状が少しずつ出てきたというココさん。これまでトイレシートでできていた排泄の失敗が増え、ぐるぐると同じところを回るように歩いたり、鳴いて何かを訴えたりする姿も多くなってきたそうです。
環境が変わったことを敏感に感じ取ったのでしょう。お預かり初日は興奮したように、ぐるぐる、ぐるぐる。肉球が擦れてしまうのではないかと心配になるほど、歩き続けていました。
放っておけば、何時間でも歩き続けていたかもしれません。
お部屋に入ってもなかなか落ち着かず、歩き回っては鳴くココさん。
「飼い主さまを探しているんだろうな……」
お預かり初日は、ワンちゃんにとってもちろんつらい時間ですが、そんな姿を見ている私も、やっぱりつらくなります。
ところが翌日。さすがに疲れたのでしょうか。今度は何時間もぐっすり眠り続けました。
あれだけ歩き続けていたので、眠ってくれてほっとする反面、あまりにもよく眠っていると、それはそれで心配になります。
何度もそっとお部屋をのぞきに行きます。
すやすやと眠っている姿を確認して、ほっとひと安心。
今回は短期ステイですが、もしまた来てくれることがあったら、そのときは今回より少しでも早く、
「ここも安心して過ごせる場所なんだ」
とココさんに感じてもらえたらいいなと思います。
そして、年齢を重ね、認知症になっても、その子らしく穏やかに過ごせる場所でありたい。
ココさん、次に会うときは、ここを少し覚えていてくれるかな。








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